・其实 ・私下 ・只顾 ・分别 ・偶尔
・特意 ・顺便 ・赶快 ・幸亏/多亏
・怪不得 ・不由得 ・不妨 ・难免 ・可惜 ・照样…
さまざまな動作や行為を具体的に描述したり、知的、論理的に説明したりする時、態様副詞(状況副詞)は不可欠です。その証拠に、下記の例文の中から状況副詞である「実は“其实”)」・「ひそかに“私下”」・「ひたすら“只顾”」・「別々に“分别”」・「ときたま“偶尔”」・「わざわざ“特意”」・「ついでに“顺便”」「どうりで“怪不得”」・「お蔭で“多亏”」などを抜き去ると、センテンスは論理的に断層を引き起こして意味不明瞭になったり、或いは意図不明になったりしてしまう。その結果、言葉はあるべき説得力や魅力を欠くことになる。その点、下記の例文の中で活躍する名脇役の副詞たちは、さながら料理の隠し味みたい、実にいい味を出しています。
其实
前述の内容から想像される常識・通常の結論を否定、修正、補充する事実・実態を述べる時に用いる。接続詞的な役目も兼ねている点もスゴ技だ。
★実は・実際は/実のところ
这台机器看起来复杂,其实不难掌握。 | この機械は見た目には複雑なようだが、実はそんなに扱いにくいものではない。 |
大家都问我,其实我也不知道。 | みんなは(私が知っているだろうと思って)私に尋ねるが、実は私も知らないのです。。 |
你还不了解他,其实他人很好。 | あなたは彼のことをまだよく知らないね、実は彼はいい人なのだ。 |
他们都说这儿产的橘子很有名,其实还有梨也出了名。 | 彼らはみな当地産のミカンは有名だと言うけれど、実はここで採れるナシも有名なのです。 |
語注:
・私下・私下里・私底下:非公式に/内密に/こっそり/ひそかに《她私下跟我说过》《与其打官弄清谁是谁非,倒不如私下了结》 《表面上他对科长很尊敬,可私底下净说他的坏话》
・只管=只顾:ひたすら…するばかりだ《她整天只顾拉小提琴》
・分别:別々に/それぞれ《跟去年同期相比,小麦和水稻分别增产了百分之四和百分之三》《几位评审员分别向他提出了问题》
・偶尔:[经常⇔偶尔]たまに/ときたま《她经常吃中餐,偶尔也吃西餐》[*偶然⇔必然]
・特意・专诚:我是特意来看望您的 /我专诚去拜访了这位老先生》《这是我特意为你买的,请收下》
・顺便:ついでに《我去学校接孙女儿,顺便买点菜》
・赶快:早く/急いで《时间快到了,我们赶快走吧》
・幸亏・多亏:“幸而有”▲幸いにも/幸運にも…/おかげで…[だからこそ…難を逃れることができた/でなければ、不都合な事や災難に遭っただろう]《幸亏我没坐那架飞机,所以才活着》《多亏你提醒,我都差点儿忘了》
・怪不得:“表示明白了原因,对某种情况就不觉得奇怪”▲どうりで…だと思った/…なのも無理はない《原来空调停了,怪不得屋里这么热》《外边下雪啦!怪不得这么冷!》
・不由得:思わず…してしまう/…を禁じ得ない《离家十几年的儿子今天回来了,老母亲不由得掉下了热泪》
・不妨:“没有关系/可以这样/没有妨碍”▲…してかまわない/…して差し支えない/…してみたら[そうすることでなんらデメリットはなく、むしろそうしたらよいとの口調]《干不好也没关系,你不妨试试看》《用不着等到明天,你不妨现在就去告诉他》
・难免: “难以避免”▲…を免れない/…は避けられない/…しがちだ《如果不努力学习,就难免要落后》《麻痹大意,就难免不出错》《你不努力工作,难免老板要批评你》
・可惜: “值得惋惜”▲惜しいことに…だ/残念なことに…だ《你要买的戏票,可惜都卖完了》《真可惜,这么好的机会我没赶上》《可惜他没得第一名》
・照样:“仍旧”/“照旧”▲相変わらず/いつもの様に《到了夜里,这条街也照样是人山人海的》《他得了重感冒,但照样坚持上班》
(つづく)