翻訳家の<うさきち>さん(仮名)をご紹介します。
<うさきち>さんは本学に「生徒」「事務局員」として在籍されました。現在は、主にゲームアプリの中日翻訳をされています。
高校時代に漢文の授業(史記や論語など)が好きだったので、大学で中国文学を専攻し、合わせて中国語を学びました。その当時(1970年代)は生の中国語を聞く機会などまったくなかったので、初めて聞く中国語の美しさに驚いたことを覚えています。
卒業10年後くらいに再び中国語を学習しようと思い、いくつか他の語学学校でも中国語を学習しましたが、最終的に中日会話学院がベストだと思い、鄭老師(学院長)のクラスで学びました。その後、縁あって学院の事務員になってからは、時事中国語を中心に勤務時間に合わせて、顧老師、劉老師、王老師の個人レッスンを受けてきました。
個別の話ではなく全体の話になってしまいますが、どの先生も知識、経験が豊富で、私の話や希望をよく聞いて、柔軟に対応してくださることを本当に嬉しく思いました。
また生徒として、事務員としてこの学院に接した中で強く感じたことは、先生方そして生徒さんたちの文化的な素養の高さです。堅い話や愉快な話を交えながら本当に気持ちよく中国語を学べ、得るものが多く、モチベーションを維持できると思います。
ここ10数年ほどは、中国のゲームアプリの翻訳をしています。実は子供の頃からずっとゲーム好きで、好きなゲームと中国語が仕事につながるとは想像もしていませんでした。
好きな漫画やアニメがゲーム化されて自分が担当する時には「仕事なのに楽しすぎる!」と思いながら翻訳をしています。
良い師、良い仲間、良い学びの場を持つことは多くのものをもたらしてくれると思います。私は資格試験も受けず、とくに目標も持たずに学んできましたが、この学院で学び続ける中で、ステキな先生や学習仲間に出会えて、中国語以外にも様々なことを学べたし、生徒間のつながりで仕事も紹介していただきました。この学院で学んで本当に良かったと思います。